こんにちは、エルボン主任です。
本ブログでは配管継手業界10年で新人教育を沢山してきた私が、SGP管について簡単にご紹介していきます。
SGP管の正式名称は『Steel Gas Pipe(スチールガスパイプ)』と言うパイプとなります。
このSGP管ですが、プラントの現場や商業施設などありとあらゆるところで使用されております。
SGP管と言う商品は一つですが、黒管や白管といった種類もございます。
そこで今回はパイプの中でも王道中の王道『SGP管』についてご紹介していきます。
- SGP管について知りたい方
- 白・黒・Wの特徴を知りたい方
- 白・Wの違いを知りたい方
上記に当てはまる方にはぴったりの記事となっております。
是非最後までご覧になっていってください。

この記事は初心者の方に向けて継手のノートをコンセプトにお作りいたしますので、記事がわかりやすかった場合は是非他の記事もご覧いなって下さい。
それでは参りましょう!
配管用炭素鋼管(SGP管)とは

まずSGP管についてですが、冒頭でもお話しした通り『Steel Gas Pipe(スチールガスパイプ)』の略でSGPと呼ばれます。
JISでは『JIS G 3452 配管用炭素鋼管』の製品となります。
このスチールガスパイプという名前の通り、ガスは勿論のこと水、エアー、油、蒸気など幅広い流体で使用することが可能です。
流体の温度にもよりますが、通常1MPa以下でご利用が可能です。
ではSGP管とは実際にどういったところで使われているのかですが
- 消化用配管
- 空調設備配管
- 農業用水配管
- 工業用水配管
- 蒸気配管
といったラインに使用されます。
火事になった際にスプリンクラーから出る水を運ぶ際に使用されたり、家や工場などの排水でのラインで使用されたり、マンションなどの都市ガスを供給したりする際に使用するパイプとなります。
SGP管はどのパイプ問屋でも在庫を必ず置いている、比較的安価で入手しやすい商品となります。
SGP管の種類について
このSGP管ですがいくつかの種類がございます。
まずはSGP管のよく出る種類が以下となります。
- SGP(黒管)
- SGP(白管)
- SGPW(水配管用亜鉛めっき鋼管)
大まかにこの3つがございます。
特徴としては主に下記とのようになります。
種類 | 仕様の違い | 呼び方 |
SGP(黒管) | めっき処理無し 見た目は黒色 |
SGP(黒) ガス管 |
SGP(白管) | 表面処理あり 見た目は白色 |
SGP(白) 白ガス シングルメッキ |
SGP(W) | 表面処理あり 見た目は白色 SGP(白管)に比べてめっきの付着膜厚が厚い |
ダブルメッキ SGPW |
下記にて個別に紹介していきましょう。

SGP(黒管)
SGP(黒管)は表面処理がされていない黒色のパイプとなります。
表面処理がされていない黒色のSGP管のため、「黒ガス(管)」とも呼ばれます。
このパイプの長さ(定尺)ですが、通常5.5M(5500L)が通常規格となります。
SGP(白管)
SGP(白管)はパイプの外側と中側に亜鉛めっきがされており、見た目が白色なのが特徴です。
めっきの付着量に規定はなく、見た目が白いことから「白ガス(管)やシングルメッキ管」とも呼ばれたりします。
このSGP白管ですが、さらに2種類の商品がございます。
まず一つ目がパイプの両端にRねじ加工が施されたSGP白ねじ付きというパイプです。
もう一つ目がねじ加工されてないSGP白ねじ無しのパイプです。
どちらも同じSGP白管のパイプですが、ねじ付き・ねじ無しの2種類の商品がございます。
パイプの長さ(定尺)もSGP黒管と違って、4M(4000L)や5.5M(5500L)の二つの長さがございます。
関東や西日本によって需要が違い、パイプ問屋もどちらかの長さしか持っていない場合もございます。
また、長さもサイズによっては無い規格もありますので、そこは都度ご確認した方がいいかもしれます。
個人的なイメージですが
ねじ付き(4M) | 10A〜150Aまで在庫あり。それ以外は無いイメージ |
---|---|
ねじなし(4M) | 10A〜150A。それ以外は無いイメージ |
ねじ付き(5.5M) | 10A〜150A。それ以外は無いイメージ |
ねじ無し(5.5M) | 10A以上あり |
こんな感じのイメージです。
SGP(白管)のことをSGPW(SGPWhiteの略)と覚えがちですが、これは大間違いのため気をつけましょう。
SGPWは後ほどご紹介しますが、SGPW(水配配管用亜鉛めっき鋼管)というパイプが既に既製品で存在します。
SGPW(水配管用亜鉛めっき鋼管)
次にSGP(白管)とよく間違える、SGPWの水配配管用亜鉛めっき鋼管についてのご紹介です。
SGPW(水道用亜鉛めっき鋼管)とはSGP(白管)と見た目は一緒ですが、亜鉛めっきの膜厚がSGPW(水道用亜鉛めっき鋼管)の方が厚いのが特徴です。
ちなみにですが、SGPWのWは水(Water)の略が由来だとか。
その他にもめっき膜厚が厚いことから、亜鉛めっきを2度漬け(ダブル)しているということから、SGPW(ダブルメッキ管)とも呼ばれたりします。
SGPWのパイプに関してはSGP(白管)と違いねじ無しが通常品となります。
長さ(定尺)ですが通常100A以下に関しては4M、125A以上は5.5Mが一般的ですが、パイプ問屋によっては100A以下の5.5Mもお持ちのところがあります。
そのため、都度仕入れ先へ確認するのがよろしいかもしれませんね。
SGPWのWを白(White)と間違える方もいらっしゃいます。
SGP(白管)とSGPWではめっきの付着量が違うため、見た目は同じですが全くの別物となります。
SGPW(ダブルメッキ)をSGP(白管)とごちゃ混ぜに覚えている方もかなり多いため、ダブルメッキなのかシングルメッキなのかを必ず確認しましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はSGP管についてご紹介させていただきました。
SGP管はパイプの中では王道中の王道の商品となります。
王道の商品ではございますが、なかなか設計の方や職人の方も詳しく知らない商品だったりします。
今回の記事は私もつい最近覚えたこともあり私自身も復習しながら記事にしました。
今回の記事はSGP管を勉強したい方や詳しく知りたい方には少しでも参考になるような記事になっております。
本記事を見て少しでもご理解いただければ幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。