こんにちは、エルボン主任です。
本記事では配管継手業界10年で新人教育を沢山してきた私が、配管継手に関してご紹介いただきます。
今回は業界に身を置く方には覚えておかないといけない必須科目サイズについてご紹介させていただきます。
配管継手のサイズなんですが、同じサイズでも呼び方が色々とあります。
呼び方は『A呼称・B呼称・俗称』と3つ呼び方があり、どの呼び方も必ず覚えないといけない必須科目となります。
今回は他のサイト様でもご紹介しておりますが、配管継手のサイズについてご紹介させていただきます。
- 配管継手業界新人の方
- サイズを覚えたい方
- 呼び方などを復習したい方
こういった方にはおすすめの記事となっておりますので、是非ご覧になってください。
それでは参りましょう!
呼び方は主にA呼称・B呼称・俗称の3つ
鋼管や継手には呼び径(サイズ)があり、A呼称・B呼称・俗称(通称)といった呼び方が3種類があります。
JIS規格(日本工業規格)では A呼称・B呼称を使われます。
一方で俗称(通称)は、継手商社や現場の職人さんなど業界内では当たり前のように使われている呼び方となります。
A呼称
A呼称(エーこしょう)とはJIS規格に定められており、『mm(ミリメートル)』を基準とした呼び方となります。
A呼称は「10A(じゅうエー)」・「50A(ごじゅうエー)」・「100A(ひゃくエー)」と呼ぶように、末尾にA(エー)をつけて呼ぶ呼び方となります。
B呼称
B呼称(ビーこしょう)もA呼称と同様に、JIS規格に定められており、『インチ』を基準とした呼び方となります。
B呼称は「1/8B(8分の1ビー)」・「1B(インチ)」といった呼び方をします。
インチをメートルに換算すると『25.4mm』なんですが、これは昔内径を基準にしていたらいいですが、今は外径を基準にしていることから現在の実寸とは違うんですね。
俗称(通称)
次の俗称(通称)ですが、これは業界内で良く利用される呼ばれ方となります。
この呼ばれ方は、B呼称の分母を8で固定した呼び方となります。
「1/8Bなら1分(いちぶ)」・「1/4Bなら2分(にぶ)」・「3/4Bなら6分(ろくぶ)」といった呼び方をします。
A呼称・B呼称・俗称の対応表
それではA呼称・B呼称・俗称のサイズを画像でご紹介いたします。
上記画像には350Aまでしか載せていませんが、350A以上ももちろんありますので気になる方はお調べしてみてください。
ちなみに上の画像は私が新人の方へお渡ししているサイズ表は上記画像となります
もし上のサイズ表が気に入った方は是非ご利用くださいませ。
日本国内では主にJIS規格に則って生産され使用されていますが、外国規格(ANSI規格)も生産・使用されることもあります。
A呼称やB呼称といったJIS規格は日本の規格となっており、ANSI規格では微妙に寸法が異なりますのでご注意ください。
*上のサイズ表はJIS規格での寸法となります。
今回のまとめと覚え方
業界内でお仕事をされている方は当たり前の呼び方なりますが、業界に足を踏み込んだ初心者の方には複雑そうに見えますよね。
全てを一気に覚えようとするのは難しいと思います。
そこで初心者の方へオススメの覚え方は、まず『A呼称』と『B呼称』を100A(4インチ)まで覚えてみてください。
A呼称とB呼称を覚えることができれば、自然と俗称も頭に入っていきます。
まずはA呼称・B呼称の暗記を頑張ってみてください!
6A〜100Aまで13サイズしかないため、中学・高校での受験勉強で英単語を覚えるよりも簡単だと思います!
サイズは業界内で身を置く方には必ずと言っていいほど覚えておかないといけない必須科目となります。
今後業界内で働く方にはおそらく一番最初に覚えないといけない内容となりますので、まずは100A(4インチ)までを目標に頑張ってみてください。
当ブログは、初心者の方から経験者の方でも読み返したら「あ〜なるほど!」と思う記事にしておりますので、参考になった方は是非お気に入り登録していただければ幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。