副資材

グリースを注入する際に使用するグリスニップルを写真付きで紹介!

この記事ではグリスニップルについてご紹介いたします

こんにちは、エルボン主任です。

本ブログでは配管継手業界10年で新人教育を沢山してきた私が、グリスニップルについて簡単にご紹介していきます。

私エルボン主任が現在働いて入る職場ではグリスニップルも取り扱いしていたりするんですね。

このグリスニップルという商品も色々な形状がございます。

A・B・Cといった用途は全く同じなんですが形状がほんのちょっと違うんですね。

そこで今回はグリスを注入する際に役に立つグリスニップルについてご紹介していきます。

  • グリスニップルの形状を知りたい方
  • どんな材質があるのか知りたい方
  • グリスニップルの用途を知りたい方

上記に当てはまる方にはぴったりの記事となっております。

是非最後までご覧になっていってください。

この記事は初心者の方に向けて継手のノートをコンセプトにお作りいたしますので、記事がわかりやすかった場合はお気に入り登録も是非よろしお願いいたします。

それでは参りましょう!

そもそも『グリスニップル』とは?

ではまずグリスニップルについてざっくりとご紹介させていただきます。

グリスニップルとは、グリース(液状潤滑油)を注入する際に使用する継手となります。

主にベアリング(軸受)や建設機械といった機械の可動部にグリスニップルを設けることでグリースを簡単に注入できるようにする継手なんですね。

エルボン主任
エルボン主任
ちなみにグリースもグリスも意味としては全く同じです

もちろんグリスニップル単体ではグリースを注入することができないため、グリスガンといった商品で注入を行います。

注入する際はグリスガンから直接注入したり、下の画像のようにグリスガンにグリスガン用ホースノズル(ハイドロリックニップル用)を取り付け注入したりします。

グリスガンについては今回は割愛しますが、グリスニップルとはグリースを注入する際に使用する継手というわけなんですね。

グリスニップルの形状について

ではここで待ちに待ったグリスニップルの形状や材質についてご紹介しましょう。

冒頭でも少しお話ししましたが、グリスニップルにはA型やB型など様々な形状があります。

本記事でもわかりやすいように画像付きでご紹介いたします。

グリスニップル A型

こちらがグリスニップルのA型となります。

ネジからグリスを注入する先端まで垂直になっているのが特徴です。

グリスニップル B型

こちらの画像のものがグリスニップルのB型となります

A型と違い注入口が約67.5°になっているのが特徴です。

エルボン主任
エルボン主任
私の職場の人たちは皆45°と勘違いしておりました・・・

グリスニップル C型

次にご紹介するのがグリスニップルのC型です。

こちらの画像の商品がC型となります。

こちらは注入口が約90°の形状となっております。

グリスニップル ピンタイプ

次にご紹介するのがグリスニップルのピンタイプとなります。

上記画像の商品がピンタイプとなります。

A型・B型・C型と違い先端の形状も変わっており、グリスニップル本体に摘み(ピン)があるのが特徴です。

ピンタイプの商品はグリスニップル用のグリスガンで注入することはできないため、専用のマイクロホースが別途必要となります。

グリスニップル ボタンヘッド

次にご紹介するのがグリスニップルのボタンヘッドとなります。

上記画像の商品がボタンヘッドとなります。

こちらの商品もA型・B型・C型・ピンタイプと全く違った形状になっており、上から見た時に頭の部分がボタンのような見た目のため、ボタンヘッドと呼ばれます。

ボタンヘッドもピンタイプ同様にグリスニップル用のグリスガンで注入することはできないため、専用のマイクロホースが別途必要となります。

リリーフニップル(レリーフニップル)

今度はグリスニップルの親戚とも言える商品、リリーフニップル(レリーフニップル)のご紹介です。

上記画像の商品がリリーフニップル(レリーフニップル)となります。

こちらの商品はグリースを注入した際に、余分なグリース圧力を解放するための継手となります。

グリスニップルの材質について

ここまでご紹介しましたが、最後にざっくりと材質についてご紹介致します。

主にこのグリスニップルには4つの材質がございます。

  1. 真鍮製(生地)
  2. 真鍮製(ニッケルメッキ品)
  3. 鉄製(SUM24L(3価クロメートメッキ処理))
  4. ステンレス製

主にこの4つとなります。

真鍮製(生地)は手元になかったので、真鍮製(ニッケルメッキ品)・鉄製・ステンレス製の3つを画像でご紹介します。

上記画像ではステンレスと真鍮製(ニッケルメッキ品)は見分けがつきませんね。

エルボン主任
エルボン主任
ちなみに肉眼で見てもパッと見はほとんど見分けがつきません(笑)

真鍮製(生地)は手元にありませんが、形状は当たり前ですが全く同じで色は黄金色となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はグリスニップルを画像付きでご紹介させていただきました。

なかなかグリスニップルを色んな角度で見ることがないため、画像で見るとより商品がわかりやすいんじゃないでしょうか?

私もこの記事を書く前までは正直グリスニップルがどのような方法でグリスガンや専用のホースにグリスニップルが繋がっているかはイメージが全くつきませんでした。

ですが実際に現場に行き、職人の方へ現物を見せていただきなんとなく理解することができました。

正直この記事でもグリスニップルについて100%の情報をご紹介できていないと思われますので、引き続き勉強をしわかったことは随時こちらの記事へ更新させていただきます。

もしこの記事をみてグリスニップルのことが少しでも理解できていただければ幸いです。

今後も様々な商品についてご紹介させていただきますので、継手のことでわからないことがあればぜひまたご覧いなっていってください。

当ブログは、初心者の方から経験者の方でも読み返したら「あ〜なるほど!」と思うサイトをコンセプトにしておりますので、参考になった方は是非お気に入り登録していただければ幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
エルボン主任
10年以上継手屋に勤めている営業マン。 業界歴10年以上の私が、これまでに得た知識をブログ記事にてまとめ中。 新人教育も何回も行っており、初心者の方へ噛み砕いて教えることが得意。 このブログで少しでも継手について理解していただければ幸いです。